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短納期で量産品を届けること。それは自動車用小物プレス部品を供給する高木に委ねられた役割です。金型を早く作るのはもちろんのこと、いかに早く量産化できるか、高木は挑戦し続けています。
金型のダイセットと呼ばれる部品をプレス機側に据え付けることでQDC金型(※1)を使用できるようにしています。QDC金型は順送に比べ非常にシンプルで金型部分数が平均35%少ないため、金型部品加工・組み付け時間の大幅短縮を可能にします。
過去15,000以上もの金型データを独自システムで一括管理をしています。検索により探し出した類似品の金型やトライ情報を元に、最適な加工レイアウト設計を行っています。データによる経験値の積み上げにより高木の金型設計技術は進化をします。
金型のベースとなる部品はモジュール・標準化をすることで自動金型設計を可能にしています。さらには、自動設計ソフトを自社でカスタマイズをすることであらゆるプレス金型を自動設計ができるようにしています。
実機トライ前にパソコン上で成形シュミレーションとワーク搬送シュミレーションを行うことを私たちは「バーチャルトライ」と呼んでいます。成形性と寸法精度の検証を繰り返し行い最適な加工レイアウト、金型および加工条件を導き出しています。そしてバーチャルトライにより、実機トライの数回を減らし後戻り作業によるタイムロスを大幅に削減しています。